なぜ、人を変えることはできないのか?
更新日:2022年9月19日

社内コミュニケーション大全:2022/9/2
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▶【1】本日のタイトル
▶【2】今日の記録
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■この記事は、エンジニアなどの予備知識がない人でも
職場での社内コミュニケーション、メールスキル、経済、政治、会計など、ビジネススキルにもっと気楽に触れてほしい。という想いで書いています。
ビジネス・アレルギーを払拭していただければ嬉しいです。
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【1】なぜ、人を変えることはできないのか?
マネジャーを苦しめる8つの誤解 その2
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■こんにちは。「らせん面談」の 株式会社TEAM-IN(チームイン)桐生宏樹です。
みなさんは喧嘩をしたことがありますか?
口喧嘩でも、殴り合いの喧嘩でも、子供のころから数えて 喧嘩したことがない。
という人は少数派だと思います。
親、友達、会社の同僚、路上の不良(笑)
人は、大きくなるまでに様々なシーンでぶつかります。
■それでは、わたしたちが喧嘩をするとき、どんな原因が考えられるでしょうか。
もちろん、ケースバイケースですが、
個人でも国レベルでも、人がぶつかるときには1つの共通点があります。
それは、自分の理屈を通そうとし、相手を変えようとしたときです。
国レベルだとロシアはEU側になびくゼレンスキー政権に圧力をかけ、 戦争を引き起こしました。
太平洋戦争の際も、石油などの禁輸措置などの圧力をかけられた 日本はアメリカに憎悪をいだき、戦争に突入しました。
※余談ですが、「圧力」は、相手に変更をもとめるときに使われます。 なぜなら、もっとも簡単で手っ取り早い方法だからです。
子供のしつけのために「ゲーム禁止」をすることも、1つの圧力の形です。
■話を戻しましょう。 国レベルではなくても、自分が喧嘩したときを想像してください。
自分、もしくは相手がゆずらなかったので、喧嘩に発展したケースは 多いのではないでしょうか。
これも、相手がかわることを望み、 相手がそれに応じなかったから起きる現象なのです。
なぜ喧嘩になるのかというと、基本的に人は人に変えることができからです。
直接変えることができないモノを変えようとしたとき、 思い通りにならずに人はイライラします。

■仮にですが、スマホと喧嘩する人、見たことありますか?
家電製品と喧嘩する人、見たことありますか?
見たことがないし、今後も一生見ることはありません。
なぜならば、人間がつくった道具はあなたの思い通りに動くからです。 だから喧嘩にまで発展しないのです。
仮に、怒ってなぐりつけることがあるとすれば、 それは、あなたの思い通りに動かないときではないでしょうか?
それでも、相手は反撃しないので、喧嘩にまでは発展しません。
■いっぽう、人はどうでしょう? 自分の考えをもっています。 カツ丼が好きな人に天丼を好きになれといっても、すぐには難しいですよね。
コップに水を注ぎ、飲ませようと思っても、最後にそれを飲むかどうかは、 相手の意思によります。
無理やり鎖でしばって操作することはできません。
つまり、直接的に操作できないもの。
もし、相手が変わったのであれば、それはその人の意思で変わったのです。 わたしたちにはそのきっかけを与えることしかできないのです。
■それで、結局なにがいいたいのですか?
というと、社会では、相手が変わらないことで 悩むマネジャーや、イライラするリーダーが実に多いということです。
ですが、ここまで読んでおわかり頂いたと思いますが、
そもそもその発想自体、間違っているのです。 不可能なものに固執し、イライラする。
これはなぜ空は赤ではなく、青いのだ! といって、イライラしていることと同じこと。
いってしまえば、人間も自然物ですので
自然のものに、なぜだ!とイライラしても そういう風にできているのだからと受け入れるしかないのです。

■では、マネジャーやリーダーは、無力なのか? というと、そうではありません。
相手が変わるかどうかは相手の意思によりますが その意思決定する「きっかけ」を与えることはできるのです。
きっかけといっても難しい話ではありません。 たとえば、子供には水を飲んでほしければ、この水を飲んだほうが、 風邪が早く治るよ。と、情報(きっかけ)を与えるだけでいいのです。 相手を変えることではなく、 このきっかけを与え続けることが、マネジャーやリーダーの仕事だと 私は思うのです。
「きっかけ提供力」こそ、マネジャーの質を左右するものなのです。
■多くのマネジャーやリーダーは自分の部下が変わらないことに怒り、 失望し、ときには自分を責めてしまいます。
ですが、こう考えてほしいのです。
「そもそも、変わらないこと当たり前であって、自分ができることは、 相手が動きたくなるような情報を伝えるだけだ」
と、考えることで、本来、負うべきではない責任を負わずにすみます。
リーダーやマネジャーは「きっかけ」を与え続けることだけ
そして、「良質なきっかけ与える努力」を続けるだけ。
ぜひ、苦悩する方々に知ってほしいことです。
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【2】今日の記録
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今日は、映画ONE PIECE FILM REDを見てきます。
ONE PIECE(ワンピース)の映画を映画館で見るのははじめてですが
なにやら大人気のようですので、今からワクワクしています。
明日は教え子たちのサッカーの試合もあり、慌ただしい週末になりそうです。
みなさんも、良い週末をお過ごしください!
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