【TEAM-IN・チームイン】「その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ」
■こんにちは。TEAM-IN(チームイン)です。
■今日は「怒り」について書いていきたいと思います。
多くの方は感情が揺れる瞬間をそのままスルーしますが、
感情が揺れる瞬間こそ、自分を知るチャンス。
怒り狂っても結構ですので必ず、
頭の片隅で、なぜ自分はここまで怒っているのか?
ここを抑えておくと、皆さんはこれをしていない人と比べて、
とても、有利な状況になる。
と自分は考えています。
■学校では、
こういう自己理解を深めることを教えません。
なぜなら戦前教育というのは、個性や、自己理解をおさえつけ、
工場労働に適した人を量産するために作られたものであり、
これが今も学校教育の骨子になっているからです。
■昔は、個性や個人の感情は邪魔でした。
「とにかく黙ってみんなで同じ作業をしていろ。」
それが、国家のためであり、社会のため。
結果、個人の個性を考えるのではなく、
画一的な3教科、5教科、このような教育が今も踏襲されています。
「自分がなぜ怒るのか?」
個が潰されていた時代には、こんなものは知る必要すらなかったのです。
■しかし、時代は変わりました。
「幽遊白書」で知られる漫画家の冨樫義博氏の作品。
「HUNTER×HUNTER」という漫画で、
ミトという女性のキャラクターがいます。
以下は、ミトがのセリフです。
「その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ」
■これは、本質をついた、素晴らしい言葉だと思うのです。
なぜそう思うのかというと、喜怒哀楽の中でも、
「怒」の部分がこの中でもっとも「人間臭さ、こだわり」が現れるからです。
ある有名なプロデューサーの方もこのようにおっしゃっていました。
「自分が何に怒っているのか知れ。背後には自分の絶対譲れない、こだわりがあるはずだ。」
■このこだわりこそ、
侵害された時に皆さんが憤るものに他なりません。
それは、あなた「らしさ」であり、
あなたの存在に密接に関わるもの。
※逆に言うと、自分のこだわりにも触れていないのに
すぐにキレる。爆発する人は、改善したほうがいいでしょう。
■ここに「争う理由」があると思っています。
怒ったとき、これは争う価値のあるものがあるのか?
よくよく考えないといけません。
争っている理由が「相手が気に入らない」
なら、それはくだらない争いです。
こういうときは、無視するか、素直に謝罪してしまいましょう。
すぐに謝罪できる人間の方が、素晴らしいし、評価があがるのです。
(そういうエビデンスもあります)
■一方で、逃げるわけにいかない争いもあるわけです。
自分の心情や信条に深く根付くものを犯されたとき。
ようするに、
「ここで逃げたら、自分のことを許せないな。」
と思う理由があるとき。
たとえば、「家族を侮辱された」「大切な人をけなされた」
こういうときは、むしろ怒ってほしいぐらいです。
争ってでもやはり主張を通す必要があります。
ぜひ考えてほしいです。
長文ですが、最近自分も色々と考えさせられることが多く、
自分への備忘録としても、書かせていただきました。