「好きをシゴトに!」は、すでに破綻している
更新日:2022年9月19日

社内コミュニケーション大全:2022/7/29
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▶【1】本日のタイトル
▶【2】今日の記録
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■この記事は、エンジニアなどの予備知識がない人でも
職場での社内コミュニケーション、メールスキル、経済、政治、会計など、ビジネススキルにもっと気楽に触れてほしい。という想いで書いています。
ビジネス・アレルギーを払拭していただければ嬉しいです。
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【1】 「好きをシゴトに!」は、すでに破綻している
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■こんにちは。株式会社TEAM-IN(チームイン)の桐生宏樹です。
最近CMなどでよく見ます。
「好きをシゴトに」というフレーズ
転職市場が活発になっている昨今、 似たようなワードが、泡のように溢れかえっています。
自分もエンジニアのキャリア形成のお手伝いをずっとしてきました。
あまり偉そうにいうつもりはありませんが、
「好きをシゴトに」
という風潮を見ていると、 違和感をおぼえてしまうのです。
■日々多くのエンジニアとお会いする機会に恵まれますが、
一番多いのが、
「何がしたいか」
分からない。だから行動できない。
と言う人です。
■「うだうだ言ってねーでパッパと行動しろ!!」
と、ケツを蹴るのは簡単ですが、原因を掘り下げると、
「好きじゃないと起業、転職してはいけない」
と、誤った見解を持っている人がほとんどなのです。
つまり、「好きをシゴトに」を追求した結果、
「好きなモノ以外で起業、転職しちゃダメ」
などという、明らかに間違った解釈に
陥ってしまう人が非常に多いのです。
■結果として、「夢の旅人」ばかりが増え、 いつまで経っても前に進めない人が多いように思います。
だから、あなたに伝えたい。
そんな戯言を信じちゃダメだよって

■レバレッジシリーズでお馴染み、 私が尊敬し、大好きな「本田直之さん」は、 著書「LESS IS MORE」でこう述べています。
「趣味を仕事に」 で、うまくっている人はほとんどいない。
これは順序が逆で、 まずはスキルや経験を積むことが先決。
最初からあれもイヤ。 これもイヤだと前には進めない。
と、おっしゃっています。
これは、自分の経験からも全く同意するほかありません。
これを逆転させると、実力がないのに、 いきなり自分の理想を叶えられてしまいます。
明らかに不自然な現象です。
■趣味を追求しても、 それで、起業や転職がうまくいくかは分かりません。
だから、需要があるか?と、 ここは、クールになって考えないといけないのです。
ちなみに、わたしの師はとても厳しい方ですが、
「自分の今のスキルを活かして起業しなさい」
と、極めて現実的なアドバイスをくれました。
続けて、「桐生さん、好きなこと、燃えることはあとでも出来るよ」
とは言われたときは、 本当にそうだなと、心から賛同しました。
結果、まずは、目の前の営業業務にはげみ、 成績を出し、会社に対して自分はやりたいことを主張できるようになりました。
それが、今の研修事業に繋がっている。というわけです。
■反対に。好きなことで独立。
といえば、 確かに多くの人が集まるのでしょうが、
その後の「成功率」「転職後の満足度」 は公表できないのではないでしょうか。
麻薬のように聞こえのいい謳い文句で人を集めるのは結構ですが その後、その人達は本当にうまくいったのか?
ここを公表できる会社は実に少ないように思うのです。
■「好きをシゴト」の前に、 人は既に素晴らしいものを持っているはず。
その経験で何ができるか?
一緒に考えていきませんか?
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【2】今日の記録
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今日は朝からスタバにいます。
コロナの待機期間があけて気づいたのですが、
自宅にいると気分が滅入ることに気づきました。笑
色々と余計なことばかり考えてしまい、まだ来るかもわからない、
不安ばかりが先行してしまう。
そのため、目の前に集中するためにも、あえて他人の目がある、
外で仕事をするようにしています。
他人の目があることで、集中できるのです。
いきすぎた監視は窮屈ですが、自分を律するための適度な目。
これはとても大事ですね。
サラリーマン時代はこれに辟易していましたが、
何事にもメリット、デメリットがあることに気づきました。
今日も頑張っていきましょう!
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